労基署の監査は定期的にも行われるため絶対に避けられるというものではないですが、日頃から法律を遵守して労務管理・安全管理をしておけば慌てずに対処することができるでしょう。ただ、「労務監査のために法律を守る」というのは本来のあり方とは違ってきてしまいますので、会社の正常な運営、従業員の方の生活保障、健康管理のための法定遵守を心掛けましょう。
労働基準監督署(以後「労基署」)は、会社が労働時間や労働条件、労働環境等が労働基準法等各労働関係法令に違反していないかを監査する権限を持っています。このページでは、労基署監査の目的、労基署監査が決まる過程、労基署監査の流れについて解説していきます。
傷病手当金の改正によって多くの傷病手当金受給者がより長期間生活保障されるという事になります。
ガン患者を例にすると、会社でのガン患者の就労問題は多く、ガンと診断された従業員の34%が依頼退職、解雇されているというデータがあり、個人事業主の場合13%が廃業になってしまっている現状があります。
2022年1月から傷病手当金の改正がされ、病気が再発しても継続して生活保障ができる制度が整ってきました。
1年6か月が通算されたため、会社では傷病手当金の日数カウントが必要になります。
現在受給されている方の傷病手当金の日数カウントを忘れないようにしましょう。
実際に産休育休を取得するとなると今後のスケジュールを立てたり、新しい家族を迎える準備をしたり、やらなければならないことがたくさんあります。その中で生活の助けとなる手当金や給付金は漏れがないようおさえておきたいポイントです。ぜひご家族で共有して今後のスケジュールを立てる際に参考にしてみてください。
産休や育休がいつからいつまで取得可能なのか、働くお母さんにとって気になるところです。また、近年では男性への育児休業取得率増加を目的とした制度が増えており、注目度が高まっています。このページでは産休育休の内容から手当金・給付金の計算方法まで解説していきます。
育児介護休業法は子の養育や家族の介護を行う労働者について、育児や介護による離職を防ぎ、育児・介護と仕事に両立できる社会の実現を目的としています。そうした社会の実現には、事業主による育児休業・介護休業の取得の促進に向けた働きかけが不可欠です。
2022年4月と10月に育児介護休業法について改正が予定されています。改正により、育休促進に向けた雇用環境の整備や育休取得について意向の個別確認などを行うことが事業主に求められます。
外国人が一生を日本で過ごすとは限りません。例えば留学生であれば、卒業後、母国へ帰国することも想定され、そうような場合せっかく納めてきた年金の保険料が掛け捨てになってしまいます。
外国人の年金に関する不利益を防ぐもう一つの制度が「脱退一時金」です。
外国人労働者を雇用する際、社会保険の加入については原則免除されず、日本人と同じ条件で加入する義務があります。
社会保険制度について周知に努めるとともに、雇用した外国人労働者が被保険者に該当する場合は、忘れずに必要な手続きを取りましょう。
「離職票」は退職者が失業給付金を申請する際に必要な書類であり、会社がハローワークへ離職票の交付手続きを行い、ハローワークが交付する公文書です。「退職証明書」は退職していることを証明するために会社が発行する書類のため、公文書としての扱いにはなりません。使用用途や交付方法が異なるため、必要な書類を事前に退職者に確認することで、退職後スムーズに発行できるよう準備しておくことが大切です。