社会保険とは広い意味での社会保険、狭い意味での社会保険と2種類あります。
まず、広い意味での社会保険とは社会保険、労働保険の2つを指します。
狭い意味での社会保険とは健康保険、介護保険、厚生年金保険の3つを指します。
ケガ、生活保障、老齢による生活保障のための制度です。
社会保険とは健康保険、介護保険、厚生年金保険の3つのことを言います。
健康保険はサラリーマンやOLのための医療保険制度です。
仕事中のケガ・病気以外で病院を受診した場合に利用する制度となっています。
介護保険とは要介護認定された際にデイサービス、バリアフリー改修等にかかる費用を補償してくれる制度です。
健康保険に加入していて40歳に達すると介護保険料が給与から徴収されます。
介護保険料は会社で加入している健康保険組合によっても金額に違いがあります。
厚生年金とは自分自身が65歳以上になった際、国民年金に上乗せして支給される制度になっています。
国民年金は原則すべての人に支給されますが国民年金で支給される金額は約6万円(令和3年6月現在)となっています。しかし、この金額では生活することが難しいということから厚生年金に加入することで上乗せされた金額が支給されるようになっています。
社会保険の目的は病気、ケガ、障害、老齢になった場合自立した生活が困難になります。
働けなくなると収入が無くなってしまうため社会保険の制度を使うことにより生活の安定を図ろうという
目的で制度ができました。
社会保険の種類は大きく分けて3つあります。①健康保険 ②介護保険 ③厚生年金保険です。
健康保険とは仕事中の病気・ケガ以外で病院を受診、出産、死亡した際に一定金額の保障する制度です。
病院へ受診した際は健康保険制度を使い医療費の窓口負担が3割(※70歳以上75歳未満は2割~3割)
になります。
介護保険とは要介護認定を受けてデイサービスなどの介護施設、家をバリアフリーにするなどの改修工事の金額を一定金額保障してくれる制度です。要介護認定を受けると自力で生活することが困難になります。そのため介護施設等を利用するので介護保険で一部を負担、保障します。
厚生年金保険とは65歳に達すると給付され、国民年金に上乗せして給付される仕組みになっています。
定年退職すると収入が無くなり、自力で生活することが困難になります。厚生年金保険に加入していれば国民年金保険に上乗せして給付されるので老後の生活が保障されることになります。
社会保険には広い意味、狭い意味での社会保険があり、本ページでは狭い意味での社会保険の説明をしました。
また、社会保険が人々の生活を保障するための制度で医療、介護、老齢に対して保障制度があります。
次のページからは社会保険はどのように納付しているのか、社会保険の変更するタイミングについて解説していきます。
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